みつどもえ 7話 感想
いったいどこまで面白さが加速していくのか「みつどもえ」。今回のお話は、今までをも上回る秀逸なすれ違いと勘違いネタの炸裂でした!!
<ガチレンジャー、珠玉の1本>
特にガチレンジャーのくだりが最高。お互いにただガチレンジャーのことを語りたかっただけなのに、風のせいでちょっとスカートがめくれかかったところから始まったすれ違いがどんどん広がり、矢部っちが変態ロリコン呼ばわりされてしまう怒濤の展開がスゴい。
最後にひとはは自分の勘違いに気づくのですが、本心と反対のことを口走ってしまうオチが、これまた泣かせます。
ちなみにスカートの前を両手で押さえながら、引きつった顔で矢部っちを睨みつけるコミックチックなひとはの姿も私的にツボで、これはもう珠玉の1本に出会った感じです。
<ガチレンジャー再び>
なんて思ってたら、もう1本きたんですよ、ガチレンジャーが。こっちは吉岡さんが勝手に妄想していく展開なんですが、前に劣らず面白い。
倒錯した愛情表現を聞いて、ドン引き状態になりながらも、「熱心なんだね。」、「愛のかたちは人それぞれだよね。」なんていう言い回しで対応できる小学6年生女子の吉岡さん。自らの妄想とはいえ、その恋愛に対する懐深さ?に脱帽です。
最後にひとはは、吉岡さんに勘違いされていることに気づくのですが、矢部っちと吉岡さんの誤解は解けないままオチちゃってるので、これは後に引きそうですよね。
<まだまだ面白かった>
「佐藤が好きでしようがない隊」っていう三人組の女の子たちが登場してきたんですが、これがまた面白い。
佐藤の後をつけ、佐藤の空気を大量に補充する彼女たちは、ちょっと横道に足を踏み外せば、十分にストーカーや変質者候補なんですけどね。でも、リーダーの緒方(おがちん)の「ずっとずっと好きだったんだもん。絶対に、負けないんだからー。」っていう台詞に純粋な乙女心を感じてしまうと、そんなのどうでもよくなっちゃうから不思議です。
だからといって一途な勘違いとはいえ、佐藤に自分のパンツを見てもらおうとしたり、佐藤と一緒にお風呂に入るというのは、幼稚園児ならまだしも、小学6年生女子です、私が親なら絶対に許しません(笑)。
<結局、全部面白かったんだが>
ぅうーっ、「みつどもえ」の素晴らしさを伝えたい、分かち合いたい。しかし、周りに観ている人間なんていないんだろうなあ・・・無念。
(最近、みつどもえが面白いんだよねー) !!、おっあっ・・・。
いや、私が「みつどもえ」の面白さを周囲に熱く語りだしたりした日にゃ、ホントに変態扱いされかねないわけで。一方で年齢相応とか、そんなことを気にしている自分自身も何かイヤな感じなんだけど・・・・。
なーんだ結局、私もひとはと同じところ、あるじゃないですか。大げさな話かもしれませんが、自分の殻を破って外と繋がりを持とうとする度に乗り越えなければならないことがあるんですよね。
ふたばにとってのパパのように、松岡さんにとっての霊のように、おがちんにとっての佐藤くんのように、堂々と公言することで、それが自分自身の強さになっている人はたくさんいます。ひとはもガチレンジャーを通して、自分自身の強さをひとつ身につけるのでしょうか。
<みんなが見る夢も面白かった>
EDでひとはと一緒に布団に入っていた人形は、あのガチレンジャーだったんですね。そんなひとはが見る夢は、ガチレンジャーにお姫様だっこされる夢、どんだけ好きなんだ(笑)。
改めて見てみると、それぞれの夢がいろいろ納得で面白いです。少しわかりにくいのが、宮下とひとはが笑顔で手を取り合っている夢。今のところ、そういう雰囲気ないですけど、そんなお話あるのかしら?
それから、佐藤が好きでしょうがない隊の三人のうち、伊藤さんだけが佐藤と二人きりでサッカーしているのも気になります。仲良しグループでも実は思っていることが違ってるみたいで、ちょっと生々しい感じもするけど考え過ぎかな。
いやー、次回も本当に楽しみです。