「エナ星白」がスゴいことになってきた
アニメ『シドニアの騎士』が面白いです。今週は10話だったんですけど、落合に関わる謎を興味深く提示しつつ、新兵器のお披露目や長道とイザナたちの人間模様を織り込んだ構成がなかなか見事で惹き込まれるお話でした。
そんな中、なんかスゴいことになってきたぞと思ってるのが「エナ星白」です。ここへ来て、ガウナがエナで再現した星白は、外観だけでなく、その人格までも備えつつある感じになってきました。
長道に反応を示すだけでなく、言葉を発し、文字を書き、女の子っぽい服を着ているような姿を長道に見せたがったり、ますます可愛らしくなってきてる。何だかあらゆる神経細胞に少しずつ刺激が行き渡って、次第に「星白閑」として機能し始めている感じがします。
でも「エナ星白」って、ガウナが意図的に送り込んだトロイの木馬かもしれないんですよね。ヌミはその辺り冷静ですが、長道はすっかり惑溺しつつあるみたい。というか、視聴者である私もを思考停止させてしまう「エナ星白」の可愛らしさは本当にヤバい(笑)。
これは想像だけど、もし戦死した星白がそんな長道の姿を草葉の陰から覗いていたらどう思うんでしょうか。きっと「谷風くんが元気でいてくれてよかった」と喜ぶ半面、「私じゃなくて私みたいだったら何でもよかったの?」と悲しい気持ちになるんじゃないかなあ。星白から見れば、明らかに「エナ星白」は別人です。
長道にとって「星白閑」はどういう存在なのか。それが問われてますよね。