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とある科学の超電磁砲 9話 感想

「今日は青のストライプかあー。」といつも通りに初春のスカートまくって登場した佐天ですが、最後の方ではすっかり笑顔が消えちゃいました。そうしてしまったのは、美琴と黒子の姿だから複雑な気持ちになりますね。

「でもその期待が重い時があるんですよ。いつまで経っても、レベルゼロのままだし。」「レベルなんてどうでもいいことじゃない。」

佐天の母は、彼女が学園都市に行くのは反対だったんですね。そして佐天が、母のお守りに託した思いをそれとなく母からの期待にすり替えて美琴に話したのが、私はちょっと気になりました。

それは母にも応援してほしかった気持ちと、反対しつつ送り出してくれた家族に対して学園都市の生活を無駄にできないという気持ちがそうさせたように思えますし、能力レベルへの強いこだわりにも思えます。だから、レベル5の美琴が言った言葉は、佐天にとってわかり合えない溝を感じたのではないでしょうか。

「嫌だな、この気持ち。あたしと同じ中学生で、あたしと同じ年齢で、あたしと同じ女の子なのに、あたしと違う世界に住んでいる人がいる。能力者とレベルゼロでは、何もかもが違う。」

能力を使ってビル倒壊もやってのけ、無事?に現行犯を拘束、佐天を助けた黒子の姿は、佐天の鬱屈した気持ちをさらに増長したようです。そして音楽プレーヤーを握りしめた彼女の表情には、レベルアッパーを使うしかないという諦念の踏ん切りを感じます。もう、なんかやばそうです。

ついにラストで佐天は、レベルアッパーを持っていることを明かします。それは美琴たちでなく通りがかった友達にでした。これって、お守りに託された思いや美琴たちを裏切りことになり、友達まで巻き込む最悪の展開になってしまうかも。佐天さん、どうするつもりなんでしょうか?

次回も楽しみです。

FX