話数単位で選ぶ、2018年TVアニメ10選
今年の10選は以下のとおりです。
『Wake Up, Girls! 新章』第13話「明るい方へ」
『SSSS.GRIDMAN』第9話「夢・想」
『宇宙よりも遠い場所』第11話「ドラム缶でぶっ飛ばせ!」
『ゾンビランドサガ』第8話「GOGO ネバーランド SAGA」
『DOUBLE DECKER! ダグ&キリル』第8話「踊る!学園捜査線!」
『はたらく細胞』第7話「がん細胞」
『はるかなレシーブ』第11話「ここまできたら真っ向勝負」
『ヒナまつり』第1話「超能力少女現る!」
『やがて君になる』第12話「気が付けば息も出来ない」
『ルパン三世 PART5』第24話「ルパン三世は永遠に」
番外編
『DEVILMAN crybaby』第9話「地獄へ墜ちろ、人間ども」
ルール
・2018年1月1日〜12月31日に放送されたTVアニメ(再放送を除く)から選定。
・1作品から選べるのは1話のみ。
・順位はつけない。
<各話コメント>
『Wake Up, Girls! 新章』
第13話 「明るい方へ」
監督/板垣伸 脚本/松田恵里子 絵コンテ/板垣伸 演出/田辺慎吾 作画監督/菅原美幸、吉田智裕、内田利明
この最終話のライブシーンは本当に凄かった。これまでの12話は何だったのかと思えるくらい、もう全く別次元の出来映えです。限られたリソースのほとんどすべてをこのライブシーンに注ぎ込んでいたとしか思えません(笑)。
特に歌とダンス(モーションキャプチャ)を改めてとり直したというWUGちゃんのキラーチューン・メドレーは圧巻。まるで本物のライブを体験しているかのような臨場感に胸が高鳴ります。そして最後は新曲「Polaris」の大合唱でしっかりと話を締めくくり、まさにWUG最高〜!となる渾身の一本でした。
『SSSS.GRIDMAN』
第9話「夢・想」
監督/雨宮哲 脚本/長谷川圭一 絵コンテ/五十嵐海 演出/金子祥之 作画監督/五十嵐海、坂本勝
冒頭から漂い続ける奇妙な雰囲気。夢の中でさえも思い通りにならないアカネは途方を失い、裕太も内海も六花も夢から目覚めていく。あの手この手の演出と記号で埋め尽くされた映像と夢が破られる時に響き渡るブラスがとても印象的でした。
最後の方のシーンに出てくるベタッと塗られた夏空。真っ青なのにどこか異質な感じで『けいおん!!』13話の焼きそばスライダーや『フリップフラッパーズ』1話のピュアイリュージョンで描かれた夢や不思議世界の青空を思い出しました。
『宇宙よりも遠い場所』
第11話「ドラム缶でぶっ飛ばせ!」
監督/いしづかあつこ 脚本/花田十輝 絵コンテ/佐山聖子 演出/大庭秀昭 作画監督/小山知洋
日向がなんとか折り合いをつけてきた過去。それが再び蒸返されることになって、心中穏やかでないのは本人だけじゃなかった…というか、報瀬が本人以上に怒ってましたよね…(^^)。
9話で「ざまーみろー」と叫んだ報瀬にしてみれば、日向の元チームメイトなど全くもって受け入れ難いはずです。でも日向はそれができないくらい深い心の傷を負っていた。本番10分前、日向が本心吐露、報瀬スイッチオン、結月アクセル、キマリのリカバリーから報瀬フィニッシュの流れは、最高にエキサイティングでした。
『ゾンビランドサガ』
第8話「GOGO ネバーランド SAGA」
監督/境宗久 脚本/村越繁 絵コンテ/石田貴史 演出/石田貴史 作画監督/桑原剛、細田沙織、かどともあき 総作画監督/桑原幹根
冒頭からラストまで、私の予想の斜め上を駆け抜けていった傑作回。
ウルトラビッグサイズのおじさんは実はリリィのパピィで、リリィは実は正雄で、死因はヒゲで…っていう面白すぎるAパート。一転Bパートでは、まさかの再会に素性を明かせぬリリィがパピィの本心を知り、すれ違ったままの二人の心を元に戻そうと決意、そして歌に託した想いは確かにパピィに届いた…っていう感動展開。
よくこれだけの内容を詰め込めたなあ。入念に仕込まれたネタ、ゾンビ設定を活かしたストーリー、サブタイの回収も含めて、実に見事でした。
『DOUBLE DECKER! ダグ&キリル』
第8話「踊る!学園捜査線!」
監督/古田丈司 脚本/吉田恵里香 絵コンテ/西澤晋 演出/平沼加名 作画監督/山本美佳、小林利充、鎌田均、中野圭哉
好きになった男の子はトランスジェンダーだった。ダンスパーティーで周囲から差別を受けた。悲しい結末になった。学園捜査線を通して語られるマックスの過去。
大事なものを失ったり、傷つけられたりしても、それで全てを終わりにする必要なんてない。パンクな外見の内側にしまわれた悲しみと優しさ。彼女の魅力倍増の素晴らしい掘り下げ回でした。キリルのナイスフォローが光るラストも素敵です。
ちなみに余談ですがこの作品、お話の背景に多様化した社会問題を絡ませているところも気に入っています。危険薬物「アンセム」はともかく、汚職、労働環境、貧困、医療、トランスジェンダー…何気にとっかかりは社会派なんですよね。
『はたらく細胞』
第7話「がん細胞」
監督/鈴木健一 脚本/鈴木健一 絵コンテ/鈴木健一、西田正義 演出/吉川志我津 作画監督/斎藤大輔、西村彩、三浦春樹、清水勝祐、楠木智子、福士真由美、吉田隆彦、玉置敬子 アクション作画監督/三室健太、入江俊博 総作画監督/吉田隆彦、玉置敬子
前話(6話)のモブ細胞のCVが石田さんで、これは何かあるぞと思いますよね。巷でも「石田じゃん、あやしい」「石田は裏切る」とざわついてましたが、案の定、次回予告のサブタイは「がん細胞」(笑)。
この7話では、細胞分裂の手違いで生まれたがん細胞が、ただそれだけの理由で免疫細胞に殺されていく悲哀がギャグテイストに描かれます。この話をがん治療に携わる知人にしたら、彼曰く「面白い話だけど、俺の仕事は揺るがないぜ。」とまるで免疫細胞みたいなコメントが返ってきました。そりゃそうですよね(笑)。
『はるかなレシーブ』
第11話「ここまできたら真っ向勝負」
監督/窪岡俊之 シリーズ構成・脚本/待田堂子 絵コンテ/池下博紀 演出/池下博紀 作画監督/山田真也、齋藤温子、服部憲知、重松しんいち、壽恵理子、二宮奈那子、吉田巧介、太田彬彦、中西修史、山田英子 総作画監督/小田武士、大沢美奈
「はるかな」対「エクレア」、一体どちらが勝つんだろう。スポーツ物にありがちな主人公のケガやアクシデントでの盛り上げは無し。試行錯誤、体力の限界、痛恨のミス、現実的でスリリングな展開と緩急メリハリの効いた演出が秀逸でした。
試合中、遥たちが風を利用したドライブを試す場面があります。この時の風の描写も気に入っています。はためく幟、ゆっくりと膨らむネット、ふわりと揺れる髪。ビーチを抜ける風のイメージがリアルに湧き上がってくるのがすごいです。
『ヒナまつり』
第1話「超能力少女現る!」
監督/及川啓 シリーズ構成・脚本/大知慶一郎 絵コンテ/及川啓 演出/平井義道 作画監督/神本兼利 総作画監督/神本兼利
何かとわがままな超能力少女のヒナちゃんと何かと世話を焼いてしまうヤクザの新田。このふたりの掛け合いは漫才さながら、私には予想外のやり取りがポンポン飛び交って最高に可笑しかったです。
お話の方は、最終的になんとなくいい話っぽくまとめてくるんですけど、ラストにターミネ◯ターの鉄板パロに下ネタを引っ掛けて、これまたキッチリ笑わせます。今年の深夜アニメで最も1話のインパクトが強かった作品でした(笑)。
『やがて君になる』
第12話「気が付けば息も出来ない」
監督/加藤誠 シリーズ構成・脚本/花田十輝 画コンテ/中井準 演出/渡部周 作画監督/加藤里香 総作画監督/合田浩章、牧野竜一、サトウミチオ、森前和也
劇中の主人公と燈子のシンクロ度が増して、燈子にとってはもう単なる劇ではなくなってきました。それは侑にとっても同じ。さらにはキスを交わした後で「私のことを好きにならないで」と言われて「わかってますよ」と応じるのは辛すぎます。
私はあの人を変えたい。だから劇の結末を変えよう。自分の思った方にポーンと飛び出して行く侑の姿は眩しくて、ちょっと羨ましい。そして息詰まる閉塞感が打ち破られた感じがものすごく気持ちいい。
それにしても、この作品のお話の組み立てには唸らされます。最初は生徒会劇ってどうなん?って思ってたけど、とんでもない。劇の結末はどうなるのか、侑の想いは届くのか、いやー最終話がものすごく楽しみです。
『ルパン三世 PART5』
第24話「ルパン三世は永遠に」
監督/矢野雄一郎 シリーズ構成・脚本/大河内一楼 絵コンテ/矢野雄一郎 演出/矢野雄一郎 作画監督/酒向大輔 総作画監督/末永宏一、高須美野子、田口麻美
『ルパン三世 PART5』はシリーズの中でも一二を争う面白さだったと思います。これまでのルパンの魅力をそのままに現代色を強めたお話は斬新だったし、新キャラとして加わったアミちゃんが後半どんどん可愛くなっていきました…(^^)。
この最終話は、ルパンとエンゾ、ルパンと不二子、アミとエンゾ、等々の決着を全てつけ、さらにルパンらしいアクションシーンを織り込み、最後をきちんと銭形に追われるルパンたちで締めた超てんこ盛り回。視聴後感も爽快で本当に素晴らしかったです。
番外編『DEVILMAN crybaby』
第9話「地獄へ墜ちろ、人間ども」
監督/湯浅政明 脚本/大河内一楼 絵コンテ/湯浅政明 演出/小島崇史 作画監督/小島崇史
もしもTVアニメという縛りがなかったら、10選に加えていたと思うのがこのお話です。Netflixで配信され年明けすぐに観たんですが、本当に衝撃的でした。
どうしようもない不信や恐怖を目の前にした時、人はただ生き残るために人間らしさや善良である事を捨て去ってしまうのか。そこに是非はあるのだろうか。視聴してからおよそ1年経った今の世界の様変わりをみると、この話が絵空事ではないことに気がついてゾッとします。
今年も本当にいいお話が多すぎて選考が大変でした。
それでは皆様よいお年をお迎えください。
テレビアニメ ED 10選 2018
今年も選んでみましたよ。EDテーマ10選は以下のとおりです。
『SSSS.GRIDMAN』/「youthful beautiful」
ずいぶん前にテレビで放送されてた特撮グリッドマン。当時としてはかなり斬新な設定だったので印象に残っています。それが深夜アニメでは、六花ちゃん、アカネちゃんというキャラが鮮烈すぎて、もうグリッドマンはどこ行った感(笑)。
『恋は雨上がりのように』/「Ref:rain」
ボーカルがいいんだなあ。この声色にやられたって感じです。動きの少ない映像も曲を際立たせてます。この作品は深夜アニメでは珍しい?正統派の純愛ストーリーで、橘さんが時折放つキュンやぽわっも魅力的でした。
『ゴールデンカムイ』/「Hibana」
中央のうねる炎と流水が画面を左右に分断してるのが印象的です。そして主要なキャラがカッコよく描かれています。とは言うものの、本編での各キャラのクセの強さは半端じゃなくて、とにかくフツーの人が出てこないんだよね(笑)。
『宇宙よりも遠い場所』/「ここから、ここから」
このED曲、めちゃくちゃ良いです。何かをやろうとしてる人、取り組んでいる人、うまくいってない人たちの思いを全て受け入れ、優しく励ましてくれる。少なくとも私にはそうでした。今年のベストEDに推したいです。
『ダーリン・イン・ザ・フランキス』/「トリカゴ 」
歌詞も曲調も青臭いと思うのです。でも毎回絶妙なタイミングでこのEDが入るのでいつも胸がゾクゾクする感じになります。映像もスタイリッシュで女の子も可愛い。なーんか悔しいけど好きなEDです。
やくしまるえつこさんの声、いいですよね。この作品、一昔前のゲームを知らないと楽しめないのかなと思っていたら、何の事はない思いっきりラブコメでした。でも続きをOVAでってのは無しだよねー(笑)。
『ハクメイとミコチ』/「Harvest Moon Night」
この作品もいい感じでEDに入るんですよね。余韻が心地良いのです。ハクメイとミコチが左に向かって歩いて行く、よくあるED形式なんですが、毎回本編の後日談や小話が描かれるのが面白いです。
『はねバド!』/「ハイステッパー」
バドミントンを頑張る姿に明るさや爽やかさがあって好きなEDです。あやのんも可愛いらしく描かれています。でも本編はキリキリ、ギスギスの連続でした。精神的に追い詰められるあやのん、性格悪いあやのん。そんな描写に心痛めた私を癒してくれるEDだったと思います(笑)。
『ひそねとまそたん』/「Le temps de la rentrée〜恋の家路(新学期)〜」
ED曲はフランス・ギャルのカバーらしいです。何となくどこかで聴いたことがあるような気がするのですが、定かではありません。その曲に合わせて、Dパイたちが踊っているだけなのですが、なぜか見入ってしまうのです。
『ラーメン大好き小泉さん』/「LOVE MEN HOLIC」
メディアはブラウン管の白黒テレビからカラーテレビ、薄型液晶テレビ、スマートフォンへと変遷し、ラーメンも出前からお手軽なカップ麺に変わってきたんですねー。毎日ラーメンを食べ続ける小泉さんの体調管理の秘訣を知りたいです。
いやー今年も選考に苦慮しました。
来年も楽しみですね。
テレビアニメ OP 10選 2018
今年も選んでみましたよ。OPテーマ10選は以下のとおりです。
『あそびあそばせ』/「スリピス」
白いワンピース姿の女の子3人がお花畑で戯れてる穏やかな感じがいいですよねー。まあ、本編の方はあられもない顔芸、下ネタ、シュールな笑い満載で、実は観る人を選ぶ作品だったという…私は毎週楽しみしてましたけど(笑)。
『3月のライオン』/「春が来てぼくら」
この作品のOPはどれも本当に美しくてドラマチック。渾身の映像にユニゾンの曲が乗って、一本のドラマを見せられたって感じです。毎回、外光を駆使した表現がとても印象的なんですけど、今回は特に窓ガラスの繊細な表現に唸らされました。
『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない』/「君のせい」
「君のせい 君のせい 君のせいで私 うぅ」で始まる歌声が脳内に響き渡ります。江ノ電や藤沢駅がドドんと登場します。この作品もまたご当地アニメのひとつになるのでしょうね。ちなみに藤沢駅北口デッキ、現在リニューアル工事中であります。
『ゾンビランドサガ』/「徒花ネクロマンシー」
「このOP、展開の早かばってん全然脈絡のなかばい。」「ゾンビやけん脈はなかよ。そぎゃんこつ言わんと本編も見てみんしゃい。がばい面白かとよ。」「よかよか、今晩はデレステせんばらんもん。」「毎週録画しとっけん、あしちゃ見に来んね。」「あら、とっとっとね。そいぎんた行くばい。」「まっとーよ。そいぎねー!」
『DOUBLE DECKER! ダグ&キリル』/「ステレオとモノローグ」
アクション気合入ってます。カッコいいです。刑事物の面白さがいっぱい詰まったお話への期待感が高まります。そして案にたがわず、本編も最高に面白いのです。あっスクショがダグ&キリルじゃないのはたまたまです(笑)。
『となりの吸血鬼さん』/「†吸tie Ladies†」
「(Chu!Chu!Chu!) 吸っちゃうぞ」ってフレーズ、最高です。元々派手に動き回ることの少ないキャラたちを様式美と小物と曲調で最大限に引き立てていて、とっても可愛らしく仕上がってると思います。今年のベストOPに推したいです。
『Back Street Girls』/「ゴクドルミュージック」
冒頭すぐに仁義なき戦い風のテーマが萎んで、ひと昔前のバタ臭い曲調とシルエットになってるダンスが始まります。正気のサタデナイ(ト)、仁義切らせていただきます、盃だけ交わして♡、パーリラパリラっパリラハイハイなOP、素晴らしいです。
『ポプテピピック』/「POP TEAM EPIC」
EDM調な曲とシュールな映像が融合してポプテピピックな世界?が展開されてます。何度でも見てしまう中毒性がありますね。歌っているのは上坂すみれさん。こういうのはイメージぴったりな感じになってきました。
『やがて君になる』/「君にふれて」
初めてこのOPを見たとき、映像と歌の美しさに思わず声が出ました。登場人物たちの傍にある花や足元の描写には、明らかに意図があるってわかります。それをやりすぎ手前でうまく収めているところにこの作品の巧みさを感じます。
『ゆるキャン△』/「SHINY DAYS」
冬にキャンプなんてありえんと思っていたら、結構私の周りにも楽しんでいる人がいたみたい。ちょっと洒落たポップな感じが素敵なOPです。8話OPでしまりんがちょっとデレてきてるのを発見した方がおられたようで、ホントよく見てるよなー(笑)。
いやー今年も毎度のことながら選考に苦慮しました。
来年も楽しみですね。
アニメでも "MINI(ミニ)" は大活躍なのです!・・パート11
アニメに登場する "MINI" の記事の第11弾です。 アニメに "MINI" が登場し続ける限り、見つけては必ず更新していきますよ(笑)。
まずは、今年はじめに Netflix で配信されたアニメ『DEVILMAN crybaby』からです。これって全10話だったんですけど、最初から最後まで惹きつけられっぱなしで、もう一気に見ちゃいました。結構重たい作品なのでドッと疲れたけど、心の中に何かを撃ち込まれて、しばらくゾクゾクしていた記憶があります。
それで "MINI" はといえば、第7話「人間は弱く、悪魔は賢い」にチラッと出てきます。亜樹子が自分の息子の太郎を探しているシーンに "MINI" のフロントが映っていました。
でも亜樹子がリアに回った時、アレってなるんですよね。ほら、このリアのフォルムはBMWの "MINI" なんだもん。私が追い求めているクラシック "MINI" のリアは緑色のこんな感じです。全然違いますよね。
そういえば、亜樹子はBMWの "MINI" に乗っていたので、もしかしたら "MINI" のフロントの絵図を間違っちゃったのかなーなんて思ったり(笑)。
愛らしい "MINI" のリアといえば、ちょっと脱線しちゃいますが、こんなのもあるんですよ。『月詠 -MOON PHASE-』の第3話「おにいさま、私といっしょに暮らしてくださいね♥」の一場面です。
葉月ちゃんが大変な格好をさせられちゃってます(笑)。ヴァンパイアである彼女にお日様の光に当たらないようにと "MINI" のトランクに押し込まれちゃってるんですよ。わざわざ断面図を描いて見せるとこなんか、なかなかアニメでは見られない描写で面白いですよね。
すみません、ちょっと古かったですか。ではもっと新しいところで未来の話をしましょう。今度の東京オリンピック開催直前シーンに "MINI" が登場してるんですよ。
こちらは劇場アニメ版『AKIRA』の場面です。2020年東京オリンピック開催が決まった時、この作品がそれを予言していたとか何とかで少し話題になりました。映画の公開は1988年ですね。その映画の冒頭シーンで壊れた "MINI" が映っています。
えっそれって昭和じゃん、めちゃくちゃ古いじゃん。すみません。最近のアニメだとあんまり "MINI" の出番がないもので、ついつい…(汗)。
最近だと『NEW GAME!!』第1話「恥ずかしいところを見られてしまいました……」に赤い "MINI" が登場しています。動かないですけど。
あとは『地獄少女 宵伽』第2話「あなたしかいない」に緑の "MINI" が登場しています。こちらも動かないですけど。
えっ動く "MINI" はないのかですって。ありますとも。こちらは現在放映中の『こみっくがーるず』の第3話「プニプニポヨンですね」の冒頭シーンです。
赤の "MINI" と黄色の "MINI" が通っているのが見えますか? わかりにくいと思いますので、拡大してみますね。
どうです! ちゃんと "MINI" が登場しているでしょう。いやーアニメスタッフの皆さん、グッジョブです。でもでも、そっと忍ばせたつもりでしょうが、私はやっぱり見逃しませんでしたよ(笑)。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。今後も "MINI" が登場するアニメが現れたら記事にして行きますよ。特に今期は『ルパン三世 PART5』が放映されているのでアクティブな "MINI" の活躍が見られるのではと期待しています。
ではまた!
テレビアニメ ED 10選 2017
今年も選んでみましたよ。EDテーマ10選は以下のとおりです。
『アリスと蔵六』/「Chant (kotringo edition)」
「かさぶたの下で 何かがちゃんと働いてる もう少し待って そこからちゃんと生まれ変わるから」という印象的なフレーズからスッと歌の世界に引き込まれます。女の子が歩いていくだけのこのパターン、毎年選出してるなあ(笑)。
『エルドライブ【ēlDLIVE】』/「キミノコエガ…。」
色使いや陰影のつけ方がカッコいいんですよね。不器用な宙太、運動神経抜群な美鈴。宙太の視線の先には美鈴がいるんだけど、いちいち宙太につれない態度で接する美鈴が本編まんまで笑っちゃいます。
『エロマンガ先生』/「adrenaline!!!」
これは文句なしに可愛い。紗霧ちゃんがお洗濯を待っている間にだんだんノリノリになっていく姿は、何だか見ているこっちも楽しくなっちゃいます。ちなみに最終話のラストには特別なオチが付いてました。今年のベストEDに推したいです。
『クズの本懐』/「平行線」
若い男女の姿が伸び縮みする万華鏡の中で蠢きます。よだれを垂らした舌先がチラッと映ったりします。そこにベタッとしたボーカルがかぶさって、何とも言えないおぞましさを醸し出しています(褒めてます!)。
『サクラクエスト』/「Baby's Breath」
暖かい木漏れ日を思わせるサウンドと柔らかな映像が紡ぎ出す癒し系エンディングですね。ごろっと横になって目を閉じるだけでゆったりした気分になれそう。曲のアレンジにビートルズっぽさを感じるところも好きです。
『地獄少女 宵伽』/「いろがみ」
地獄少女シリーズのエンディング曲は、この4期も能登さんが歌っています。1期から変わらぬ雰囲気で素晴らしいです。岡真里子さんが紡ぎ出す閻魔あいも変わらぬ魅力を漂わせていて、ファンにはたまらないですね。
『進撃の巨人 Season2』/「夕暮れの鳥」
何やら得体の知れない不安感と荘厳な雰囲気が混ざり合って、ゾクゾクしてくるサウンドが印象的です。映像とのマッチングもバッチリで、ひとつのミュージックビデオ作品という感じになってます。神聖かまってちゃん…ですか。
『少女終末旅行』/「雨だれの歌」
雨漏りの音が次第にリズムを刻んでエンディング曲のイントロにつながる面白さ。雨音をバックに響くふたりのハーモニーの心地よさ。雨が止み、全身全霊に沁み入る雨上がりの美しさ。この5話は話数単位10選に入れるかだいぶ迷いましたねー。
『シンデレラガールズ劇場』/「キラッ!満開スマイル」
キュートアイドルの魅力が満開のエンディング。2015年にアニメ『アイドルマスター シンデレラガールズ』が放映された頃は、卯月、凛、未央以外は誰が誰やらさっぱりでしたが、今ではそこそこのPになりました(笑)。
『魔法使いの嫁』/「環-cycle-」
このエンディング曲は雰囲気が好きだなあ。クレジットを確認すると何と吉良知彦さん、上野洋子さん、小峰公子さんが載ってて、まさかのZABADAK。吉良さんは昨年亡くなったんですよね。この曲の生まれを知って涙ぐみました。
OPもそうでしたが、EDも選考にホント苦慮しました。
来年も楽しみです。
テレビアニメ OP 10選 2017
今年も選んでみましたよ。OPテーマ10選は以下のとおりです。
『ACCA13区監察課』/「Shadow and Truth」
若干古風な雰囲気がありつつも洒落た感じが漂うオープニング。スイーツが美味しそうだったり、クラシックMINIが登場したりで気に入ってるんですが、何と言ってもジーンがタバコを燻らせる姿がカッコよく描かれてるのがいいんだなあ。
『URAHARA』/「アンチテーゼ・エスケイプ」
このアニメは絵柄が好みだったので毎回見ていました。オープニング曲を歌っているのは上坂すみれさん。こういうポップ調はピッタリですね。くるくると変わる曲調に合わせて、くるくると可愛いアイテムが展開するのが楽しいです。
『賭けグルイ』/「Deal with the devil」
このアニメ、毎回美女の顔芸が楽しめます。賭け事を綺麗事にしないで、そこそこ下品にしているのがいいんですよ。このオープニングも見かけの美しさと下品さが綯い交ぜになっていて、賭け事のドロドロした感じが伝わってきます。
『キノの旅』/「here and there」
歌っているのはやなぎなぎさん。この声に惹きつけられちゃうんだなあ。濁りのない澄んだ映像がまたボーカルにぴったりで本当に気持ちいいです。ところでキノって男の子だとばかり思っていたら、実は女の子だったんですね!
『けものフレンズ』/「ようこそジャパリパークへ」
「Welcome to ジャパリパーク! 今日もドッタンバッタン大騒ぎー」のフレーズが頭の中を何度もリフレーン。このアニメ、実のところ私は1話切りだったのですが、この面白さを最初から語っていた人たちの着眼点を知りたいところです。
ひなちゃんを応援しているような曲だなあ。いじめの話に入ってからは、このオープニングがじわじわと効いてきます。陽の光の表現がとても印象的な映像になっていて、歌詞が重苦しい感じにならず、この辺の匙加減はさすがだなあと思います。
『地獄少女宵伽』/「ノイズ」
地獄少女シリーズはついに4期目、高どまり安定のオープニング。1期が放映されていたのは2005年で、もう10年以上経っていますが、閻魔あいのキャラデザに全く古さを感じないのもすごい。そう思うと、cv能登さんもすごい!!
椎名林檎と林原めぐみのコラボレーション再び、雰囲気たっぷりです。八雲の十八番である「死神」をオープニングで表現したという感じでしょうか。最後にぐるぐるっと巻き戻って、フッと蝋燭が消えます。
『NEW GAME!!』/「STEP by STEP UP↑↑↑↑」
おおっ、なんかみんな可愛さがパワーアップしてるような〜。特にひふみんの可愛さは際立っているように感じるのは私だけでしょうか(笑)。そして曲名のとおり、本編ではそれぞれがステップアップしていったんですよね。
『プリンセス・プリンシパル』/「The Other Side of the Wall」
この作品、本編同様にオープニングの出来栄えも素晴らしいんだなあ。ベアトのシーンでは花が歯車になっていたり、ラストのケイバーライトがコロコロって止まる位置もここしかないって感じです。今年のベストOPに推したいです。
いやー今年も選考に苦慮しました。
来年も楽しみですね。