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俺の妹がこんなに可愛いわけがない 2話 感想

京介の妹への献身と良識ある態度が素晴らしい。というか、素晴らしいを遥かに通り越して、ちょっと奇異に思えるくらいです。どうやら京介は「自己評価が低い」タイプの高校生男子なのかもしれません。

どこぞの世界に妹の御託を正座して聴いてあげられる兄がいるのか。押し付けられたエロゲーに真面目に取組み、妹のオフ会に保護者よろしく付き添う姿には、献身という言葉が真っ先に思い浮かびます。

一方で、そんな妹たちが初対面の沙織に失礼なことを言えば、「お前ら、無礼講というのは毒舌フリーっていう意味じゃねえぞ、謝れやっ。」ってきちんとその場で叱る良識も持ち合わせています。

でもこれは、妹たちに気配りして場を設けてくれた沙織に対しての失礼な言葉だからであって、もし京介自身に対して同じことがあれば、きっと堪えて何も言わないんだろうなあ。そんな気がします。

だから京介を見ているとちょっと辛いですね。一見していい人だけにホントそう思います。何でもできて努力もする妹に対するコンプレックスとか、家族の一員としての存在感の希薄さ、そんな気持ちが彼にはあるのかなあ。それを穴埋めしているのが、献身や良識ある態度のように見えてしまうんですよね。

ただ京介にはちゃんと救いがあって、それが麻奈実ちゃんでしょうか。彼女は京介のことをよくわかっているっぽいですね。その辺を京介も自覚していて、妹にも彼女の悪口を言わせないところに好感が持てます。こうした面が京介からいろいろ出てくればなあ・・・。

このアニメの見所としては、桐乃の可愛さとか、桐乃と黒猫さんの掛け合いの楽しさなんかはもちろんですが、「自己評価の低い」京介にも注目していきたい、そんな気がします。

次回も楽しみです。

FX