一週間フレンズ。8話 感想
藤宮さん、自分の気持ちに気づき始めましたね。そんな藤宮さんがこれまた可愛いんだなあ。ピュアで素直な彼女が恋を意識し始めたら、きっとこんな感じだろうという私の期待を裏切らない表現がうれしかったです。背景も美しかったし、アニメスタッフはホントよい仕事をしています。
で、お話は夏休みの一日、藤宮さんが発散するうれしいや楽しいに紛れて、恋する女の子のオーラが漂うどころか長谷くんに向けてバンバン放たれてましたよね。好きっていう態度がごく自然に出ちゃうんだけど、彼女の言葉なんかはもう無意識とはいえ長谷くんを狙い撃ちです(笑)。
波に足下をとられそうになった藤宮さんの肩をとっさに支えた長谷くん。藤宮さんはそのままゆっくり振り向いて長谷くんの顔を見つめる。そうしたら長谷くんの方がどぎまぎしてしまって藤宮さんから離れちゃう。そんな長谷くんに彼女は言うんです。
「今日のこと、忘れないといいなあ。」
このタイミングでそんなこと言ったら、「今日のこと」っていうのは「今日一日のこと」じゃなくて、「長谷くんが肩に触れてくれたこと」とも受け取れますよね。それでも彼女はこのタイミングでそれを口にするんです。誤解されてもいいというか、誤解してほしいって感じです。
「長谷くん、わたしね・・好きだよ・・・・・・花火(いつもの笑顔〜)。」
極めつけは藤宮さんのこの台詞かなあ。好きなことを素直に好きって言えるのが彼女の素晴らしいところなんですが、この「好き」はどう考えても長谷くんのこと言ってるだろー。うれしさや楽しさと一緒に好きっていう感情も自然に出ちゃってる感じです。いや〜ドキドキしますね。
「最近、好きって言葉を使いたくなる。これは何という現象なんだろう。」
この藤宮さんのモノローグには、ちょっと笑ってしまいました。だって「好き」を「現象」として考えようとするところが、いかにも理数系の彼女らしいって思えたから。でも、この最後のモノローグは必要だったんでしょう。
今回の藤宮さん、見ようによって女の子ならではのあざとさが目についちゃったって人もいるかもしれません。仮にそんな人がいたとしても、普段の彼女らしいこのモノローグで締められたら、きっと安心するんじゃないでしょうか。うん、アニメスタッフは藤宮さんのことをとても大切にしてるなあって思うのです。
次回も本当に楽しみですね。