『響け!ユーフォニアム』田中あすかの部屋を見て思うこと
『響け!ユーフォニアム』がとても面白くて、毎週楽しみにしています。その7話なんですけど、実に印象的なカットがありました。久美子と秀一の会話シーンでチラッと映ったあすかの部屋です。
私が勝手にイメージしてる女子高生の部屋とは余りにもかけ離れた殺風景さ。綺麗に片付いているというか、目に止まるモノは、ちゃぶ台とオーディオしかない(笑)。でも、瞬間的に納得もしました。ただ楽器と戯れていたいだけの彼女ならそうだろうなって…。
それにしても、何かに打ち込んでいる女子の部屋は畳部屋でちゃぶ台ひとつっていうの、深夜アニメのデフォルトなんでしょうか。他のアニメでも結構ありますよね。
最近だと『SHIROBAKO』の安原さんの部屋が思い出されます。アニメーターという仕事に打ち込む彼女の部屋は、やっぱり畳部屋でちゃぶ台ひとつです。好きな事を仕事にして食べていくために必死で、他の事を考える余裕がないというのもあるんでしょうけど…。
こちらは『Wake Up, Girls!』の未夕ちゃん。アイドルを目指す彼女の部屋は、やっぱり畳部屋でちゃぶ台ひとつ……っていうか、カーテンすらない(笑)。まあ、彼女の場合はいろいろ家庭の事情などありそうですが、それでもファンに楽しんでもらえるためにはどうしたらよいか、いつも考えている子だったですよね。
ところで、彼女たちは自分の部屋についてどう思っているんでしょうか??
うーん、たぶん彼女たちは自分の部屋のことなんぞ、そんなに重要視してないんじゃないかって、私は思います。彼女たちは自分が最も大切にしていることが明確になっているからです。
あすかは楽器を演奏していたい。安原さんはアニメーターの仕事がしたい。美夕ちゃんはアイドルになりたい。本当にしたいことが見つかって、それに没頭していたら、それ以外のことに時間やお金も使いたくなくなり、必然的に生活はシンプルになると思います。
もちろん時間やお金に余裕があったほうがいいに決まっているけど、たぶん本当にしたいことに没頭してる人は、したいことを邪魔されないように時間やお金を使っていくんじゃないかなー。
最近はシンプルに生きることが流行ってきてるみたいなので、私もそれに流されて同調してるだけかもしれません。でも彼女たちの部屋を見てるとそういう生き方は有効な選択肢のひとつなのではないかって思ったりするのです。
最後は『化物語』のガハラさん(サービスしてくれてます)。彼女の部屋も畳でちゃぶ台ひとつです。こちらは明らかに家庭の事情だったと思いますが、彼女は成績優秀だし、オシャレだし、自分が大切にしたいものはしっかりと守っている印象があります。でも彼女には打ち込んでいたものが何かあったっけ? あっ…「阿良々木くん」か(笑)。
ではまた。