とある科学の超電磁砲 7話 感想
避難誘導を完了した報告をする初春。犯人の狙いが自分と知らされた直後に、女の子がぬいぐるみを持って駆け寄ってくる。縮み出すぬいぐるみ。コインは指先から滑り落ちる。そして爆発が・・・・。
この場面、けっこうな緊張感を味わせてもらいました。アクションやシリアスが売りでないアニメでも、きちんとやればこんな風にできるという感じがします。今回のお話の中でも好きなシーンです。
一方で爆弾魔の話に絡めて、美琴、黒子、初春、佐天の心情がそれぞれのやり取りにしっかり示されていましたが、今回はやはり美琴ですよね。
「あたしも能力があったら、毎日が変わるかもって・・。」とぼやく佐天には、少し考えて、非番の日に4人で買い物に行こうと提案。「新しい世界が来る・・・、僕が僕を救う。」という屈折した願望に能力を使おうとする爆弾魔には、「歯を食い縛れー。」と鉄拳をおみまい。
もともとレベル1だった美琴が、並々ならぬ努力でレベル5を得るまでの間に、貴重な経験を積み上げてきたから自然とできる行動なんだろうなと想像してしまいます。中学生にその道の一流の一端を見たなんて大げさでしょうか?
でも、服のセンスや恋愛については普通の中学生そのもの。そのギャップがなんともいえません。上条さんにスカされるところなんか、自分の気持ちがよくわからない感じが伝わってきて、美琴には悪いけど面白いです。
ところで、上条さんなのですが、いい人じゃないですか。なんか思っていたキャラと違っていて、行動原理に注目しようと身構えている私には少々残念な気もします。
このアニメ、相変わらず好感の持てる作りで本当に面白いですよね。
次回も楽しみにしています。