たまこまーけっと 7話 感想
「波の音が聞こえない・・」と泣いていたチョイちゃん。まだ幼さが残る女の子が、自分の立場を懸命に受け止めようとしている姿は見ていて切ないものがありますね。
そんなことは知らずとも、さりげなく元気づけようとするたまこやお父さんが素敵です。それが当たり前なことみたいになってるのは、商店街の人たちに相手の気持ちを察する美学が息衝いているからなんでしょう。
たとえば、豆腐屋のアフロくんは、ものすごくショックだったはずです。でもそんな気持ちを吐露する場面ではないとグッと堪えつつ「幸せになってくださいね。」と平静を装って言うんです。
さゆりさんはその一言で彼の気持ちを察したように見えました。そして、彼女もただ一言「ありがとう。」と返すんです。美しいやり取りだなあって思います。
それから、うさ湯の親父さんに「娘桜」を黙って差し出すうどん屋さん。うさ湯の親父さんが何のために自分の店を閉めてここに来たのか。そんなことは言わなくたってわかってる。もう会話なんて必要ないんだなあ。
そして、さっきまで夢を見ていたチョイちゃんにとって、波の音はとても意味あることだったはず。たまこがかけてくれたレコード。チョイちゃんには、誰にも言えない気持ちを察してくれたとしか思えなかったんでしょうね・・・。
次回も本当に楽しみです。