青い折り鶴は、チョイちゃんからたまこへのメッセージだったのかなあ。大切なものは、あなたのすぐそばにある。チョイちゃんもたまこも自分の居場所や幸せについて見つめ直した。そんなお話だったと思います。
チョイちゃんとたまこたちのお別れのシーンが印象的でした。たまこは、大切にしている商店街のメダルをチョイちゃんに渡そうとします。みどりたちからの餞別はホイホイ受け取っていたチョイちゃんですが、さすがにこれは受けとれない。
そのかわりにチョイちゃんがたまこに渡したのが、青い折り鶴でした。これって、9話で何気にチョイちゃんが折っていたものかな。商店街の誰かに折り方を教わったんでしょうね。そして「大切なものは身近にあるよ」っていう彼女からのメッセージのような気がします。
「そのメダルは受けとれない。たまこは自分の居場所も幸福も、この商店街にあると気づいたんでしょう。私も自分の居場所や幸せは自分の帰るところにあるってわかったの。」
半歩下がって足を揃え、ゆっくりと一礼したチョイちゃん。車に乗り込んで首に手をやる仕草にも、どことなく気品がありましたね。
胸の中をず〜っとあたたかい感じにしてくれる商店街。デラもチョイちゃんもすぐに惹き込まれていきました。でも王子は違いましたよね。彼にはどこが自分の居場所で何が幸せかわかっていたからでしょう。
そして、彼が商店街にやってきたことで、チョイちゃんもたまこも大切なことに気づかされる。さすがは一国の王子ですよね。
私の周りにも気づいていない自分の居場所や幸せがあるのかな。フトそんなことを考えてみたくなりました。「たまこまーけっと」、本当にいい作品だったと思います。
ところで・・・デラはずっと商店街にいるのかな(笑)。