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Wake Up, Girls! 12話 感想

WUG のステージは見応えがありました。最初のかなりアウェーな雰囲気に飲まれそうになりかける真夢、平常心を取り戻させるべくMCを頑張る佳乃 、メンバーの精一杯は楽しさとなって周囲に伝わり、徐々に盛り上がってくる観客。佳乃がそれを肌で感じてもう跳んじゃえってなったり、曲の良さも相俟って本当に素晴らしいステージになっていたと思います。

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このシーンもよかったですね。エンターテイメントとは何か、アイドルとは何か、I-1 ビジネスを立ち上げながらその答えを探り続け、信念を持って真夢を切り捨てた白木。そんな彼に WUG として戻ってきた真夢の姿はどう見えたのでしょうか。

うまく言えないけど、彼が推し進めてきたビジネスからは多くの種がこぼれ落ち、彼と同じ方向を見て夢を引き継ぐフォロアーを産み出してると言えるでしょう。

早坂が WUG をプロデュースしたのは、白木の原点とも言える I-1 創成期を追体験してみたかったからでしたし、真夢は その WUG でかつての I-1 と同じ熱量を感じるステージを再現してみせた。一方、志保は初期から I-1 を牽引してきた自負を持って、白木の要求に応え続ける。

白木も早坂も真夢も志保もアイドルに思いを馳せ、それぞれの自己実現のために頑張っている。でもそれだけじゃない、根底にエンターテイメントの一翼を担うという高い志が感じられるのが本当に素晴らしいと思います。そんな人物像に描かれてるのがすごくいい。

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ラストは、真夢が自分なりの答えを出して、きっちり締めてくれました。最後のシーンは劇場版と同じですね。続きが作れそうな終わり方なので二期があるかもしれません。もしあれば、ぜひ見てみたいと思います。

「 Wake Up, Girls!」、本当に面白かったです。

FX