ピンポン THE ANIMATION 5話 感想
アクマはドラゴンに憧れて、彼のようになりたくて必死に努力を続けてきた。でもいつしか、アクマの心の中でドラゴンへの純粋な憧れは、ドラゴンに認められたいという欲求に変わってしまったのかなあ。
ドラゴンの眼中にはスマイルしかなく、それがアクマの心の隙間を押し広げ、焦らせる。退部覚悟でスマイルと試合に臨むも、才能という超えられない壁に打ち砕かれたアクマ。どこで間違えた、何につまづいた・・・。
誰かに認められたいといくら努力を続けたって、心の隙間は埋まらない。自分のためにする努力は確かなものだけど、努力の見返りを他人に求めた瞬間、それは不確かなものに変わってしまう。そして、埋められない心の隙間に苦しむことになる。
自分の力でどうにかできることは自分の内側にしかない。そのことを人は得てして忘れてしまうものです。でもそこに人らしさを感じたりするわけで・・・。今回のアクマに、私は泣きました。
次回も本当に楽しみです。