ALDNOAH.ZERO(アルドノア・ゼロ) 5話 感想
火星のゴタゴタはさておいて、地球では休戦なんぞクソ食らえとばかりにアルギュレが「わだつみ」を急襲。応戦するアレイオンが次々と撃破される中、伊奈帆がまたしてもアルギュレに作戦勝ち。いやー伊奈帆くん、使える子だなあ(遠慮がない人の談)。
なーんて思いながら見ていたんですが、この後がとっても素晴らしかったんですよね。もうなんか、うまく言葉で表現できないけど最高なんです。
脱出した伊奈帆の元に真っ先に駆けつけたのはライエでした。軍関係者でも韻子たちでもなかったんです。とっても象徴的なシーンに思えました。
もしかしたら救助が人手不足で遅れるかも。もしかしたら負傷しているかも。そう考えて、彼女は誰に指示されることなく救助に向かったのでしょうか。それとも、彼を今失ったら生き残れないという嗅覚が働いたのでしょうか。
私は思います。きっとライエは伊奈帆に敬意を表したんだろうと。ピンチのときに助けてくれる。それがどんなにありがたいことか。必死で生き残ってきたであろう彼女だからこその行動だったんじゃないかな。
ライエが何も言わずに差し出した手。伊奈帆はそこに敬意を感じ取り、やはり何も言わずに小さく頷き、相応しい風格を持って差し出された手をつかむのです。何とも素晴らしいシーンでした。
不見咲の言葉を「遠慮がない。」と窘めるマグバレッジ艦長。たとえ高校生であろうとも助けてくれた者に対してはきちんと敬意を払えと言っています。たぶん先ほどのシーンの前フリになってるのでしょう。
次回も本当に楽しみです。