うさぎドロップ 11話 感想
大吉がカッコいい、りんちゃんが可愛い。ふたりを見ていると、子育てって案外いいかもという気持ちになってきますよね。まあ、私がこんなことを言うと誰かにどつかれそうですけど(汗)。
このアニメって、親になることに対してちょっと不安な気持ちを持っている女性の背中を押してあげたいと思っていたのでしょうか。正子、春子、後藤さん、コウキのお母さん、カズミ、それぞれ事情を抱えている様子を描きつつも「いつしか子育てに費やす時間は自分の大切な時間になっていくものだから大丈夫」とかなり楽感的で前向きです。
実は私もそう思っています。「だいたいそこら中見わたしたら、お父さん、お母さんだらけだよ。」とパパ友さんが言ってました。みんな最初からお父さんやお母さんだったわけじゃない。誰だって、おっかなびっくり、ちょっとは失敗したりしながら、少しずつ親らしくなっていく。余程のことがなければ、何とかやっていけちゃうもんじゃないかと。
子供が風邪を引いたとか、乳歯が抜けたとか、後から思えば些細なことであたふたさせられたり、大騒ぎになったり。そんな経験を子供と共有していくことで、それがいつの間にか自分の大切な時間になっていくものなんでしょう。そうした姿をこのアニメは大吉とりんちゃんを通して本当に丁寧に描いていたと思います。
大吉は半ば勢いでりんちゃんを引き取りましたが、なんだかんだと1年間やってこれた。そしてりんちゃんは、そりゃあもう出来過ぎなくらい良い子に育っています。こんなことは現実にはあり得ないのかもしれませんよね。でもそんなやっかみや揶揄を寄せつけないくらい、このアニメの大吉とりんちゃんは魅力的だったと思います。特にりんちゃんの可愛らしさといったらもう!!!
ところで、このアニメの原作には続きがあるそうですね。なかなかの超展開らしいのですが、今回のアニメスタッフとキャストでやってもらえるなら、ぜひ見てみたいなあ。何ならりんちゃんの声優さんが高校生になるまで待ってもいいけど・・・そうすると数年待たなきゃならないか(笑)。