惡の華 10話 感想
いつだって男の子は女の子に天使の姿を見るもんです。でも知り合うほどに天使の輪や翼は薄くなり消えてしまう。春日くんの台詞、「ずっと天使のままでいてほしかった。」ってスゴくわかる気がします(笑)。
さらに期待に応える自信がないと吐露する春日くん。いったいどんな期待なんだよって笑っちゃったけど、誰だってこれに限らなければ、同じような思いはしたことがあるはずです。何だか見ていて身につまされる気持ちになったりして。
春日くんにガッカリさせられた佐伯さんと仲村さんの表情が面白いです。春日くんの台詞の前後で見事に反転してる。特に仲村さんの表情は印象的で、彼女はホントに春日くんに期待してたんだなあって思いました。
今回のお話って、社会で生きる人間の本質を強く感じさせるものになってますよね。自分に自信が持てなかったり、期待したりされたりすることは、年齢や環境によらず人間関係がある限り必ずあることですから。
ただ中学生の彼らにとっては、初めてのことで、戸惑ってどうしてよいかわからないことなんでしょうね。でも大人の私だって彼らと大して中身は変わらないとも思います。ちょっとだけ彼らと違うのは、大人を演じることができるだけかな(笑)。
さて、これから三人はどうなっちゃうんでしょう。お話の持って行き方はいくらでもありそうですけど、このアニメ、いつも斜め上を行くからなあ。
次回も本当に楽しみです。